買われ過ぎ、売られ過ぎを計るバロメータ
・計算式 (ざっくりで良い。普通は株式チャートで見れる)
RSI=N日間の値上がり幅平均÷(N日間の値上がり幅平均+N日間の値下がり幅平均)×100
基本的には「70%で買われ過ぎ」「30%以下で売られ過ぎ」と言われます。
ただし、ほかのテクニカルと同様、どんなチャートにもこんなことしてると、絶対負けますね。
やっぱり、「合うチャート」「合わないチャート」があります。
以下のようなときに売買するときの有効なパロメータになります。
・上昇トレンドで押し目を狙うとき
・下降トレンドで押し目を狙うとき
・レンジ売買するとき
・逆張りを狙うとき(ダイバージェンス)
・上昇トレンドで押し目を狙うとき
基本的には、「80%以上で買われ過ぎ」「40%以下で売られ過ぎ」と言われています。
1.週足で上げトレンドになっていることを確認
2.日足に分解して押し目を拾うためにRSIを使う
3.RSIが30%を割って前日高値を超えて反発してきたら買う。
4.利益確定ポイントをRSIでやったらすぐ利益確定になってしまうため、他のテクニカルを使う。
※RSIで逆指値して、指値が入らず逆に落ちた場合、ついていく。翌日の逆指値ポイントを切り下げる。(前日の高値)
※栗本鐵工所 (5602)
(売り込まれすぎ40%を見てすぐ買ってはいけない。前日最高値を更新するまではしっかり監視すること。)
・下降トレンドで押し目を狙うとき
基本的には「60%以上で買われ過ぎ」「20%以下で売られ過ぎ」と言われています。
1.週足で上げトレンドになっていることを確認
2.日足に分解して押し目を拾うためにRSIを使う
3.RSIが60%を超えて、前日安値を割って反落してきたら売る。
4.利益確定ポイントをRSIでやったらすぐ利益確定になってしまうため、他のテクニカルを使う。
※住友重機械工業 (6302)
60%超えたからという理由で安易に買ってはいけない。一度、前日の安値を切り下げるか確認したほうがよい。
またグランビルの法則と組み合わせると強い利益が出る可能性が高い。
・レンジ売買を狙うとき
週足を見て、上昇トレンドとも下降トレンドとも言えないチャートに使う。
よく言われる「30%で売られ過ぎ」「70%で買われすぎ」というのは、このようなレンジチャートのことを指している。
そのようなテンポがある銘柄に対して、当てはめなければならない。
※伊藤忠商事 (8001)
他の方法と同様「30%未満になったらすぐ買う」なんてことをしたらいけない。反発を確認して高値を買う。

・逆張りを狙うとき(ダイバージェンス)
基本的にはRSIと株価は同じ動きをするが、RSIが逆の動きをすることがある。これを「ダイバージェンス」と呼ぶ。
このときに逆張りを狙う。
テクニカル最強と呼ばれるほど確率が高いので、ぜひ覚えたほうがよいです。
※関西電力 (9503)
(他のテクニカル、ローソク足の組み合わせなども根拠に投入すると強い)
※ソフトバンク (9984)
ダイバージェンスは一度手仕舞いする根拠にしてもよい。
補足)
ダブルダイバージェンスというものがあります。株価が2度下落を起こしてるにもかかわらず、RSIは二度切り上がってきます。このとき、ものすごく強い買いシグナルとなります。
・ポイント1
相場の強さによっては多少微調整がいる。(それは他のテクニカルでも同様)
・ポイント2
指値ポイントは、RSIは有効。ただし、利益確定は、RSIじゃない方が良い。上昇トレンドの場合、そっからRSI70%以上を維持したまま上がり続けることもある。下げの場合もしかり。
ただし、ダイバージェンスは利益確定の根拠に使える。
・ポイント3
明確な上昇トレンドになってしまった場合、逆にグランビルの法則や三角持ち合いを使ったほうがよい。
本当に強いとき、RSIは40%にも届かない。
そのときは、RSIを見て「この銘柄が強い上昇を示している」と認識して別のテクニカルを使って、入ったほうがよい。
※ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)
(強く上がってる銘柄はRSIの30%まで落ちてこない。)
※ルック (8029)
50%にも戻ってこない。RSIで「弱い銘柄」と認識して別のテクニカルを使う。
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